歯周病の検査  ~保険と自費の違いって?~

2021/12/01

歯周病の検査  ~保険と自費の違いって?~

 歯周病という言葉は、今は割と認知されてきているかと思います。歯周病が進行すると、歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間)が深くなり、歯ぐきやその周辺にさまざまな症状があらわれます。細菌による炎症の結果、歯を支える骨(歯槽骨)が破壊されてしまい、破壊された骨は元に戻ることができないということが大きな問題になります。

 

 ご自身が歯周病かどうかを知る上で、検査は欠かせないものになります。保険で行っている検査としては、1)歯と歯ぐきのすき間にある歯周ポケットの深さを調べるプロービング検査、2)歯を支える骨の状況を調べるレントゲン検査、3)歯周病の原因となるプラーク(歯垢)の状況を調べるプラークの付着状況検査があります。特に1)と2)はよく行われています。

 一方、自費の歯周病検査はどんなものがあるかご存知でしょうか?保険の検査も行ったりしますが、さらに、顕微鏡検査歯周病菌DNA検査といった歯周病の一番の原因である「細菌」を調べる検査があります。歯周病菌DNA検査では、歯周病菌の一番の悪玉細菌であるP.g菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス)が、どのぐらいお口の中にいるのかが数値でわかります。そのP.g菌の量によって、ご自身に合ったケア方法をオーダーメイドしていくことになります。定期的な健診をしていても、歯周病で悩まれている方は、一度ご自身の細菌を調べてみるとよいでしょう。

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