歯周病や歯肉炎、虫歯を病気として軽く見てませんか?
2024/08/07
「こんにちは。名古屋市緑区の歯医者:たけうち歯科クリニック(ホワイトエッセンス大清水)です。」
みなさんは歯周病や歯肉炎、虫歯など歯医者さんから言われた通り通院していますか?歯茎から出血するから歯科医院を受診したら、「軽度の歯周病になっています」と言われて、一度だけ治療をして次回予約をさぼっていませんか?
長年、治療をしていて思うことは、歯医者の病はなんか軽くみられているなと思います。確かに虫歯は数回の治療をすれば治療は終了となります。しかし、初回で痛みを取る治療を行って、次回にも虫歯治療の続きがあるのに、痛みが治まったのでもういいやと思って受診しなかったりする方がお見えです。また歯の神経の処置(根管治療)は治療回数が少なくとも5~6回かかったりしますが、途中で通わなくなっていませんか?数ヶ月してまた痛みが出てきたり、治療中の歯が欠けてしまったりして、再受診したりしていませんか?
歯肉炎も一度だけ歯科医院に受診して、お口の清掃や自宅でのセルフケア方法を指導してもらって、ご自宅で改善することはあります。しかし、少しは良くなってもまだ出血があったりしても受診しなかったりしていませんか?
特に歯周病に関しては、糖尿病や高血圧のように慢性の病気であることを認識していただきたいと思っております。歯医者は痛くなったら、なんか悪くなったら行けばいいというものではありません。歯周病は初期段階から慢性炎症が全身に影響を及ぼし、炎症性物質の産生と循環が、他の身体の臓器に影響を及ぼす可能性があります。これにより、心血管系の疾患、糖尿病、リウマチ、呼吸器疾患などの全身的な疾患のリスクが増加し、これらの疾患の発症や進行が促進される可能性があるとされています。
このように、歯周病の慢性炎症は全身への影響を持つ重要な要因となり得ます。したがって、歯周病の早期診断と適切な継続しての治療、ご自宅での正しいケアを行っていくことが重要です。それによって、一生自分の歯で物を食べられる喜びとともに、全身の健康にも関与することにつながってきます。また、歯肉炎や歯周病が発症してからではなく、発症しないようにしていくこともとても重要です。自分の健康のための歯科医院と思ってもらえると嬉しいと思って、日々診療を行っております。
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