歯の白い詰め物(コンポジットレジン)の歴史・進化について

2025/06/08

歯の白い詰め物(コンポジットレジン)の歴史・進化について

「こんにちは。名古屋市緑区の歯医者:たけうち歯科クリニックです。」

 

 コンポジットレジンは、虫歯治療や歯の修復に使われる白い詰め物の材料で、見た目が自然で金属アレルギーの心配も少ないため、現在の歯科治療では欠かせない存在です。虫歯治療を受けた方で、白い詰めで治してもらって、「どこが虫歯だったかわからない」という印象を持っている方もいるかと思います。その進化の歴史は、私たちの口元の健康と美しさを支えてきました。

コンポジットレジンの誕生と進化

 1960年代半ば、シリカ粒子とレジンモノマーを化学的に結合させたコンポジットレジンが誕生しました。当初は2種類のペーストを混ぜて硬化させる化学重合方式で、硬化に約5分かかり、粒子も粗く、見た目や耐久性に課題がありました。1970年代には紫外線照射による硬化方式が登場しましたが、紫外線の人体への影響が懸念され、次第に使われなくなりました。その後、1979年に可視光線を利用した光重合方式が開発され、短時間で硬化できるようになり、患者の負担も軽減されました。しかし、当時はまだ、接着剤の硬化と、レジン本体それぞれに1分30秒ほどかかったため、全体としては3分ほどの時間がかかり、多くの照射器の光源としては、ハロゲンランプが用いられていました。これは現在も用いられており、今では全体で、ハロゲンでも1分ほどの速さで硬化します。

最新技術で1秒硬化も可能に

 近年では、LED光照射器の進化により、わずか1秒でコンポジットレジンを硬化させることが可能になりました。例えば、とある光照射品は高出力LEDを搭載し、1秒の照射で約2mmの深さまで硬化できます。このような技術の進歩により、治療時間がずいぶん短縮され、患者の快適性が向上しています。 コンポジットレジンは、その誕生から現在に至るまで、技術の進歩とともに進化を遂げてきました。見た目の自然さや治療の迅速化など、私たちの口元の健康と美しさを支える重要な材料です。今後もさらなる材質の技術革新が期待されます。

 

 

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