舌を磨いても舌が白いのは病気なの?

2019/09/30

 舌を磨いても舌が白いのは病気なの?

口臭が気になっていませんか?

 毎日歯磨きをして、お口の中をきれいにしているつもりなのに、「なんだか口臭が気になるな」ということはありませんか。口臭の6割ぐらいは「」に原因があると言われています。舌に汚れや細菌がたまると、「舌苔(ぜったい)」ができて、舌から臭いが発生します。この舌からの臭いが口臭となるので、口臭を予防するためには、まずは「舌のケア」をしてみるとよいでしょう。舌の病気もあるので、一度歯科医院で確認してもらってから、ケアをしてみましょう

★舌苔ができる主な原因

1)お口中が不衛生

 舌苔は食べかすや口の中ではがれた粘膜、細菌が舌の表面についたものなので、口の中がキレイに清掃できていないと舌苔がつきやすくなります。

2)お口の乾燥や唾液分泌の減少

 唾液は汚れや細菌を洗い流したり、細菌が増殖するのを抑える働きがあります。そのため唾液の分泌が減少すると舌苔がつきやすくなります。唾液分泌が減少する要因は、薬の服用や全身の病気に伴うもの、老化、ストレス、食生活習慣など様々であります。口呼吸の方も唾液は減少します。

3)胃腸の状態

 胃腸が弱り免疫力が低下すると、細菌への抵抗力も低下して、舌苔がつきやすくなります。

★舌みがきの仕方は?

 口臭が気になる人は、歯磨きの後に舌清掃も行いましょう。

1)舌清掃は1日1回が目安起床後がおすすめです。朝は舌苔が一番多いので、歯磨き前に行うとよいでしょう。

2)専用の「舌ブラシ」を使用しましょう。舌専用のクリーニングジェルを使用することがよいです。

3)鏡を見ながら行いましょう。

4)ブラシを動かす方向は、「舌の奥から手前」へ行ってください。舌苔中の細菌を、のどの奥に送り込まないためです。

5)強い力で磨かないように気をつけましょう。舌はデリケートな組織です。粘膜や味を感じる「味蕾(みらい)」を傷つけないように、軽い力で十分です。

6)舌を思いっきり前に出して磨きましょう。ブラシを口の奥にいれると、「オエッ」となることがあります。嘔吐反射(おうとはんしゃ)といいます。この反射を防ぐには、前に出すのがコツです。

7)無理にきれいにしないようにしましょう。1回の清掃できれいになることはありません。毎日清掃することで、落ちやすくなっていきます。

 

 

 

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