原因不明の歯の痛みー歯ぎしりかも?

2019/10/07

原因不明の歯の痛みー歯ぎしりかも?

★虫歯でないのに歯が痛い!

 歯がじっとしていても痛いので、虫歯ではないかなと思って、歯科医院でレントゲンなど検査や診てもらっても、「異常が特にないです」と言われたことはありませんでしょうか。確かに確実な原因がわからないけど、歯が痛いことはあります。その1つの原因として、「歯ぎしり」もあります。「歯ぎしり」は、自覚症状がないのが一般的なので、患者様本人もよくわからないことがあり、見過ごされがちだったりします。歯ぎしりによって歯に亀裂が入ると、そこから細菌が神経に感染し、死んでしまうことがあります。初期の頃はしみたり、多少噛んでも痛い程度で、その後強い痛みが出ることがあります。ただし、歯医者のレントゲンでは小さな亀裂を確認することはできないため、急に痛みが出ることがあります。

★歯ぎしりには3つの種類

歯ぎしりは主に3つ種類があります。

1)グラインディング(ギリギリ音)

2)クレンチング(無音)

3)タッピング(カチカチ音)

グラインディングは、一番頻度の高いもので、世間一般で語られる「歯ぎしり」のことです。歯ぎしりで多くの人が悩む症状が、このタイプになります。次のクレンチングは、奥歯を噛みしめる歯ぎしりの一種で、横に動かくことはないので、音がしないのが特徴です。奥歯のみにものすごい力がかかります。3つ目のタッピングは、歯をカチカチと嚙合わせるもので、他の2つより割と頻度が低いです。

★起きている時の食いしばりにも注意⁉

 眠っている時だけではなく、昼間にも気付かない間に歯を食いしばっていることはありませんか?仕事や運動、家事など何かの行為に集中している時、気付かない間に歯を食いしばるのもあまり良いことではありません。この食いしばりはクレンチングに該当する歯ぎしりなのですが、緊張していたりストレスを感じていたりする時によくしてしまいます。過剰な力で歯を食いしばってしまうと顔の筋肉が緊張し、頭痛や肩こりの原因になります。

 ただしこの場合は起きている昼間の歯ぎしりなので、一度自分が歯を食いしばっていると気付けば意識的に止めることができます。集中している時に自分が歯を食いしばる癖があることを自覚し、すぐに口元をリラックスさせるよう心がけましょう。また、昼間に歯を強く噛みしめる癖があると、筋肉がその癖を記憶して、睡眠時も無意識に行ってしまう可能性があります。起きている間に噛みしめる癖を改善させることも大事なことになります。

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